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おかしなおふろ

おかしなおふろ 日進市立北小学校 1年 青島采美 ハチャメチャでおもしろいお話。おふろにはいってると、なんと!おふろがうごきだし、二階から一階へ移動してしまいます。たぶんスライムみたいに足がでてきたのでしょう。というのも、お父さんがかえってくると、こんどはおふろは人間へとぐにゅぐにゅと変化してしまったのですから。ユニークな発想で、とっぴょうしもなくおもしろおかしい。 (藤 真知子) 朗読:小嶋隆之

きょうりゅうかぞくの大ピンチ

きょうりゅうかぞくの大ピンチ 名古屋市立陽明小学校 1年 宮本 凜 ドラマチックで壮大な物語。地球が寒くなってきょうりゅうがぜつめつしたのですが、あるきょうりゅうかぞくは穴を掘り、食料を貯めて冬眠。現代、学者がみつけて家族は目をさまして動物園にいるという、ワクワクする話。冬眠に入るときの描写も細かく書かれ、なにより、大昔と現代にまたがるという展開もロマンがあふれています。 (藤 真知子) 朗読:ゴマモトダイ(人形劇団あっけらかん)

にじいろのあさがお

にじいろのあさがお 北名古屋市立師勝東小学校 1年 小栗百乃果 タイトルからも夢見るようにロマンチックな「にじいろのあさがお」のお話。女の子が落とした種を鳥が虹の原っぱに運んで、にじいろのあさがおがさきます。それを見た女の子が、そうとは知らず、落とした種のことを思い出します。なんという運命の出会い!なんてエモいんでしょう!きれいですてきなふんわりしたお話です。 (藤 真知子) 朗読:堀 優子(劇団劇座)

森のおともだち

森のおともだち 春日井市立篠木小学校 2年 藤田美良 やさしく温かいきもちになれる楽しいお話。「くまさん」がおかあさんを森じゅうさがしても見つからず、しょんぼりと悲しいきもちで家にかえると、森の友だちがみんないて、おかあさんはかごいっぱいのはちみつやイチゴや木の実をもって帰ってきてびっくり!なんとクマさんのお誕生日!というタネ明かしまで、筋の運びもじょうずでわかりやすく、かわいさいっぱい! (藤 真知子) 朗読:木村好江

ちびロボとしょかん

ちびロボとしょかん 名古屋市立田代小学校 1年 村田 誠 ネーミングだけでもかわいくて楽しい「ちびロボとしょかん」。顔が本で目や口があり、表情ゆたかに本を読んでくれるうえに、自分が読むときはスピードに合わせて本をめくってくれるというロボット。こんなロボットがいたら、誰でも一台はほしくなる夢のようなちびロボとしょかん!こんなすてきなワクワクするようなロボットを考えついたなんてすごいです! (藤 真知子) 朗読:みやちともこ(ポッシュノート♫)

蝶の湖

蝶の湖 名古屋市立牧野小学校 4年 Chalise Muna 情緒あふれる文章で流れるように読み進めることができました。固有名詞を、それ以外の言葉で表現するなど、たくさんの工夫も伝わりました。特に「僕」の正体が明かされていく過程がとても巧みであり、ラストの展開にも驚かされました。登場人物たちの気持ちの流れを丁寧に追いつつ、短い枚数で上手にまとめられています。 (棚園正一) 朗読:谷口真規(総合劇集団俳優館)

僕とノンプレイヤーキャラクター

僕とノンプレイヤーキャラクター 名古屋市立大高小学校 6年 船橋美羽 ゲーム・仮想世界という現代っぽいテーマで書かれており、入り込んで読むことができました。その世界に対する主人公の憧れや街の雰囲気が上手に表現できています。ラストのどんでん返しにも驚かされました。思わず読み終わった後に何度も前半を読み返してしまいました。自分の正体を知ってからのNPCの葛藤や活躍にも想像が膨らみます。 (棚園正一) 朗読:池戸慎之助(巣山プロダクション)

地球壊滅?

地球壊滅? 江南市立布袋小学校 6年 永井あすか まるでハリウッドの大作映画を観ているかのように、冒頭から緊迫感があり、とても読ませる作品でした。特にラスト一行のインパクトがすごいですね。この作品の読後感を決定づける破壊力のある一行でした。物議を醸す展開ですが、この枚数で、とてもドラマチックにまとめられています。エンターテインメントの要素がたっぷり盛り込まれており、その手腕に脱帽です!  (棚園正一) 朗読:西山 諒(人生応援劇団パンジャーボンバーズ)

和菓子の魔法

和菓子の魔法 名古屋市立廿軒家小学校 6年 稲垣花帆 まるで朝の連続テレビ小説のような心温まる作品です。日常描写が巧みで、最初の会話だけで、女三代の雰囲気が伝わってくるのが良いですね。人物描写がしっかりしているので、作中には書かれていないキャラクターの気持ちまで読者は想像する事ができます。特に主人公の一花が大人になってから当時を思い出す描写が素晴らしいです。今回はショートですが、機会があれば、もう少し長い文章の作品にも挑戦してもらいたいなと思いました。 (棚園正一) 朗読:阿武野留美子

一日に9999回回る家

一日に9999回回る家 名古屋市立汐路小学校 5年 片岡玄流 タイトルにまずインパクトを感じました!内容も発想が素晴らしく、ユーモアがあり、新作落語みたいなナンセンスさがとても面白かったです。”家が回っている”そんな奇想天外な様子を絵として思い浮かべながら読みました。メリーゴーラウンドにしたりYouTuberに紹介される展開も楽しいですね!ところで家が回る目的は何だったのでしょう?そこが大事な部分ではないのですが、つい知りたくなってしまいました。 (棚園正一) 朗読:山内庸平