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森のおともだち

春日井市立篠木小学校 2年
藤田美良
やさしく温かいきもちになれる楽しいお話。「くまさん」がおかあさんを森じゅうさがしても見つからず、しょんぼりと悲しいきもちで家にかえると、森の友だちがみんないて、おかあさんはかごいっぱいのはちみつやイチゴや木の実をもって帰ってきてびっくり!なんとクマさんのお誕生日!というタネ明かしまで、筋の運びもじょうずでわかりやすく、かわいさいっぱい!
(藤 真知子)
 ある日、くまさんは、「こまった、こまった。」と言って、木のまわりをぐるぐるまわっていました。そこへりすさんがやってきました。
「どうしたの、くまさん?」
「あのね、おかあさんがいなくなったの。」
「ええーっ。たいへんだね。じゃあ、いっ しょにさがそうよ。」
「うん。」
 くまさんは、すこし元気になりました。けれど一日中さがしても、おかあさんは、みつかりませんでした。
 しょんぼりしておうちにかえると、森のどうぶつたちがいっぱいあつまっていました。りすさんも、うさぎさんも、きつねさんも、ねずみさんも、さるさんも、とりさんも、むささびさんも、たぬきさんも、やぎさんも、いのししさんも、へびさんも、森のどうぶつたちが、むかえてくれました。くまさんは、びっくりしてしまいました。
 その日は、くまさんの3さいのおたんじょう日でした。
 じつは、おかあさんが、くまさんのためにみんなをよんでくれてたんです。
 その時、おかあさんが「ただいま~」と言ってかえってきました。くまさんは、「おかあさん」と言ってとびつきました。りすさんは、とってもよろこびました。
 おかあさんは、せなかに大きなかごをせおっています。たくさんたべものが入っていました。おかあさんは、くまさんのたんじょう日プレゼントを山でさがしていたのです。
 草のみ、きのこ、イチゴ、ウリ、山ブドウ、山モモ、グミ、どんぐり、はちみつ、さかなを、とってきてくれたんです。
「さあ~、みんなおたんじょう日会をやるよ。」と、おかあさんが言いました。
 みんな、パチパチとはく手をしました。みんなそろって言いました。
「くまさん、おたんじょうびおめでとう。」