よる、ぼくといもうとがおふろにはいっているとき、ぼくはおもわずさけんだ。
「おい、おふろがうごいてるぞ。」
「え?もしかしてじしん?」
いもうとがいった。ぼくがドアをあけて
「ちがうぞ!まわりをみろ!二かいにおふろがあるのに、ここは一かいだ!しかもおふろがうごいてる!」
おさらあらいをしているおかあさんがいっ た。
「あらまあ!どうしたの?」
びくびくしながらぼくはこたえた。
「・・・かみのけもからだもあらいおわっ て、おふろにはいったらかってに・・・・・うごいたんだよ。」
「そんなわけないでしょう。」
「でも・・・ほんとだもん。おにいちゃんのいうとおりだもん。」
「そんなわけないでしょう。」
おかあさんがおこった。いもうととおかあさんがけんかをしはじめた。
けんかをしてるあいだに、ぼくはなにをしようかかんがえた。・・・あ!ぼくはおもいついた。けんかをやめさせよう!めがねとにせもののひげをつなげて、二人にみせて~~二人はけんかをやめるとわらった。クスクス、ワハハハ、フフフ。そのとき、ガチャ リ!おとうさんがかえってきた。おとうさんもぼくのかおをみてわらった。ガハハハ。ワッハハハ。おふろのほうにふりむいた。よくみたら、にんげんになっていた。おとうさんのほうをむいたら、おふろのにんげんにかたをたたかれた。おふろのにんげんがぼくのほうにゆびをさした。そしておとうさんにいった。
「このこだあれ?」
おとうさんがこたえた。
「うちのむすこだよ。」
ぼくもおとうさんに
「このひとだあれ?」
といったらすぐにこたえてくれた。
「おとうさんのかいしゃのしりあいだよ。」