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よかったねメサ

名古屋市立大森小学校 2年
荻野 結生
 ぎょ貝星という名前がとてもすてきでした。貝ぞくの王さまがすぐにあやまるところ、もう少しくわしく知りたかったです。
 全体にテンポのよい文章なので、まだまだたくさんのはなしが書けると思います。ラストの楽しいわらい声が聞こえてくるような印象に残る作品でした。
 これからもいろんなはなしを作ってくださいね。
(増田喜昭)
 うちゅうのかなたに、1つの星がありました。その名も「さかな(せい)」むかしはへいわでしたが、今は貝せい)にすむ貝ぞくによってものをとられたりあらされていました。さかなのメサは、父さん母さんに言いました。
「どこかへひっこそうよ。」
「でも、みんなをおいてはいけないよ。」
と父さんは言いました。でもメサは、へいわにくらしたいとつよく思い、どうしたらみんなとぶじにひっこしができるのかを考えました。
「そうだ!ロケットを作ればいいんだ!」
みんなで力を合わせて大きなロケットを作りました。海そうや石でできたくじらよりも大きなロケットです。
にもつをもって出ぱつです。すすんでいると、ロケットの大きなモニターに貝ぞくの王さまがうつりました。
「今まであらしてごめんな。こっちも大へんですむ場しょがなくなっているんだ。いっしょに行かせてくれないか。」
それを聞いてさかなぞくのみんなは、ゆるしてあげることにしました。
さかなぞくと貝ぞくは、あたらしい星をさがしはじめました。そしてついに星を見つけることができました。とてもキレイな青い星でした。広い海にはゴミ一つありません。そして大きないわやいきいきとした海そうがありました。
「やったー。すてきな星を見つけたぞ。」
みんなよろこびました。そして星の名前を、「ぎょ貝星」と名づけました。
ぶじにひっこすことができ、みんなでおまつりをひらきました。
「みんなでぶじにひっこすことができてよかった。これからもみんなでなかよくくらしていこう。」
と、メサが言うとかん声が上がりました。
 ひっこしから一年がたちました。今もぎょ貝星から楽しいわらい声が聞こえてきます。