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おなら人間

菰野町立鵜川原小学校 5年
倉谷 佐織
ある日、誰かのおならから生まれた三つ子のおならの女の子。そしておならが人間になるために旅をする、ものすごい設定です。「人間になってどうして臭いことがダメなのか聞いてみたい」というおならならではの疑問を解決しようと歩き出します。お話も面白いのですが、最も気になるのはおなら女の子の姿です。おならが歩
くってどんな絵になるのだろうと、何度も考えましたができませんでした。笑
(ながおたくま)
 ある日だれかが「プー」「ブー」「プッス」と三連発おならをしました。名前は、「プーちゃん」、「ブーちゃん」、「プッスちゃん」という女の子三人が生まれました。その三人は、旅にでました。人間になる薬をさがしにいくのです。「ほら、みんなでさがすよー」「おー」そして、三人の旅が始まりました。
「あっちらへんにあるって」、「人の足じゃまー」、「だれかにとられないように早くいこ」と、いっしょうけんめいさがしていました。でも、「ねぇ、ここくさくない」「わかる」「なんかにおう」「くさーい」「くさいからどこかいこ」人間の声が聞こえます。
「めっちゃくさいっていわれてる」「そんなくさい」「どうしてくさいことがダメなんだろう」「はやく人間になってどうしてくさいことがダメなのかきいてみたいな」三人がくちぐちに言います。さぁつづいて三人は人間になる薬をいっしょうけんめいさがしました。このかどをまがって、大きいたて物の中にあるそうです。でも、そのたて物はそうとう広く、さがすのが大変そうです。三人はどうするのでしょうか。「大きい」「さがすの大変そう」「人がいるから、もっていくのも気をつけないと」三人が中に入ると、人は思っていたより多く大変そうです。ここには「おひめさま」が住んでいて、今日は、おひめさまのたん生日パーティーでした。パーティーのじゅんびをしているため人数が多いのです。三人は、ごまかせるでしょうか。
「どうする」「三かいに、人間になる薬があるって」「じゃあ行こ」「でもこれだけ人がいるとくさいのは、気にならないみたい」
そしてなんとかみつけだしましたが、薬の入れものが思っていた三倍大きかったのです。しかたがなかったので三人でもちました。
「おもい」「時間かかるよー」「でも、かんばるぞー」でも、ブーちゃんがころんでしまいました。そのまま、いきおいよく外にとんでいって、町までとんでいってしまいました。そしてそのまま足でけられてどんどんころがっていってしまいました。「まってー」と、三人はおいかけました。そしてやっとおいつきましたがふたがかたくてあきません。やっとあきましたが、たおれてしまったので、えきがもれてしまいました。「いそげー」そしてえきを浴びた三人は、人間になりました。そして近くにいたおじいちゃんに、「なんでくさいのは、ダメなんですか」とききました。そしておじいちゃんは、「さて、どうしてだろう。考えたこともなかった、でも、くさいのはダメじゃない、みんながいやがっとるだけじゃ、だから、ダメではないんだよ」と教えてくれました。そしてそれをきいた三人は、元気がでてきました。それから三人は、元気に、そして幸せにくらしました。