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くものうえのスイカ

名古屋市立比良小学校 2年
平山 絢美
 スケールの大きな作品でした。くもの上のすいかばたけもいいなあ。
ボールのかわりにイルカがスイカを空たかくなげてるようすが、とてもゆかいでした。さいごに、あやみちゃんがイルカにのってジャンプするようすがよく見えました。
イルカが「ピョコンピョコン」とかおを出すところや、「キュルルルルー」となくところも、とてもここちよいひびきでした。
(増田喜昭)
 あやみちゃんが大きなうみで、ぷかぷかぷかぷかうかんでいました。
「あー! 気もちいいなー!」
 青い空をあやみちゃんが見あげていたら、ポポポポポポーン!
 空からスイカがふってきました。
 ボッチャーン!
 うみにスイカがおちて、ゆらゆらゆらゆらなみがたちました。
 「キャー!」
 あやみちゃんはびっくりして、大きなこえでさけびました。
 「どうしたの?」
 「だいじょうぶ?」
 うみの中から、ピョコンピョコンと二とうのイルカがかおを出しました。
 「あのね、スイカが空からふってきたの」
 あやみちゃんは、うみにうかんでいるスイカをゆびさして言いました。
 「あー! ごめんね」
 「それ、ぼくたちのせいなんだ」
 イルカたちは、ボールのかわりにスイカをなげてあそんでいました。たのしくなって、ついついちからいっぱいなげたら、空たかくスイカはとんでいってしまいました。
 「なーんだ。スイカのはたけがくものうえにあって、空からおちてきたのかとおもっ
た」
 あやみちゃんがにっこりして言うと、イルカたちはキュルルルルーとなきました。
 「あるよ! くものうえのスイカのはたけ。」
 「ぼくたちがつれていってあげるよ!」
 あやみちゃんは大よろこび。
 「ありがとう!はやくつれてって!」
 「ぼくのせなかにのって!」
 あやみちゃんは、ワクワクしながらイルカのせなかにのりました。
 「いっくよー!」
 イルカはいきおいよくジャンプして、空をおよいでいきました。